台場とは沿岸に接近する異船に対し砲撃を行う江戸時代の軍事施設のことです。異国の船がしきりに大洗沖に出没する文久3年(1863年)海防のため徳川斉昭(烈公)の遺志を継ぎ築造されました。コの字形に幅約200メートルの土塁を築き、その内側に海に向けて大砲を据えました。現在砂防林として松林になっていますが、一部の欠損を除き形状がよく保存されています。